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2019/11/27

渋谷組二輪会 第36弾プロジェクト活動レポートと収支報告(2019年11月23日~24日)

いつも渋谷組二輪会の支援活動にあたたかいご支援を頂きありがとうございます。
2011年4月の第1弾プロジェクト活動当初より顔の見える直接支援、支援対象を子どもたちを中心として『子どもたちを笑顔にしよう!』をスローガンに継続的に活動してきた渋谷組二輪会。
丸8年半にも及ぶみなさんからのあたたかいご支援、ご協力に改めて感謝致します。

年内最後の活動となる今回は初日に宮城県石巻市の広渕保育所と東松島市老人ホーム、2日目は同市須江地区の舘ふれあいセンターを訪問し活動しました。活動レポートの前に支援品の紹介です。

春と秋の年2回の牛丼炊き出しの際はこの数年毎回お米の支援をしてもらっている、札幌市『米のさくら屋』の藤川社長。
今回も北海道産の精米を70kgご支援頂きました。
藤川社長、毎回美味しいお米のご支援ありがとうございます。





米のさくら屋ホームページ
http://yumepirika.com/


大阪府の中植さんからはミニ縁日の景品用にお菓子のカールを100袋頂きました。
東日本では終売になって久しいためか小さな子どもたちには馴染みのないお菓子ですが、子どもたちの保護者世代には大反響でした(笑)
中植さん、貴重なお菓子をありがとうございました。


そして2011年10月以来幾度と無く手作りの支援品を頂いている、チームDEARS 藤村せりかさんたちからは、手作りのアクセサリー(ヘアゴム、ストラップ、ブレスレット)などを100個ほど頂きました。
こちらはゲームの景品にして石巻の子どもたちに持って帰ってもらいました。
いつも心のこもった手作りの支援品をありがとうございます。

チームDEARS 管理人 藤村せりかさんのブログ




老人ホーム寿司丼用の本鮪は毎回築地 樋長さんからのご支援です。
今回も本鮪を4kgほど頂きました。
銀座の一流鮨屋では1カン数千円もする高級鮪です。
いつもたくさんの鮪をご支援頂きありがとうございます。




築地 樋長さんのホームページ
http://www.hicho.co.jp/index2.html


それでは2日間の活動レポートです。
初日11月23日(土)は第35弾PJで訪問した石巻市広渕保育所でミニ縁日を開催しました。


当日は休園日でしたが園長先生が我々の訪問を快諾して頂き賑やかにミニ縁日を開催することが出来ました。

朝からの雨も準備段階で止み、なんとか園庭での開催が出来そうな天気になりました。


炊き出し牛丼は保育所のみなさんにお手伝い頂き、美味しく出来上がりました。



開始予定時刻の12時30分、私の方からパチンコゲームやおもちゃの金魚すくいの遊び方を説明して、いよいよ楽しいミニ縁日の始まりです。
パチンコゲームと金魚すくいは早々に子どもたちが列を成して遊んでいました。




炊き出し部隊も大忙し。
みんなで300食以上盛り付けました。



野球少年たちの中には3杯もお替りする子もいて、びっくりしました(笑)
渋谷組二輪会特製牛丼は美味しかったかな?



パチンコゲームで大当りが出て園庭には歓声が上がっていました。
みんな当りが出てよかったね!



2台出したパチンコゲームは最後まで子どもたちが並び、おもちゃの金魚すくいのまわりには子どもがびっしり。
1,000個以上準備したすくいおもちゃはあっという間に全部なくなりました(笑)




最後はパチンコゲーム大当りの子どもたちの勝利のVサイン(^^)v





可愛いふたごちゃんも連発大当りでした。
当りが出て良かったね(^_-)


楽しい時間はいつもあっという間。
そろそろミニ縁日の終了時間になりました。
たくさんの子どもたちと遊んだメンバーにも余裕が出てきました。




最後は朝からお手伝い頂いた保育所のみなさんと恒例の記念写真です。



今回も広渕保育所と隣接する広渕小学校のたくさんの子どもたちと楽しく遊ぶことが出来ました。
毎回ミニ縁日の告知や準備をお手伝い頂いている元開成第11団地仮設の伊藤さん、保育所のみなさん、今回もご協力ありがとうございました。



広渕保育所での活動を終えて旧大川小学校へ向かいました。
震災遺構として保存が決定している大川小校舎。
現在はご遺族と関係者のみが立ち入り許可となっていますが、今後は遺族、関係者も立ち入り禁止となるため、今回は未だ行方不明の我が子の捜索を現地でしている大川小遺族の鈴木夫妻が校舎内へ案内をしてくれました。

鈴木夫妻は当ブログではお馴染みの当時小学4年生の女の子の巴那ちゃんと当時小学6年生だったお兄ちゃんの堅登くんのご両親です。
巴那ちゃんは8年8ヶ月経った今でも行方不明のままです。
未だ行方不明の娘を探し続けるご両親の心情は、日々安穏と暮らしている私には想像が及びもつかない深い悲しみだと思います。

ご存知の方も多いと思いますが大川小で津波の犠牲になった児童23人のご遺族が、市と県に損害賠償を求めた大川小津波訴訟では、先月最高裁が市と県の上告が退き原告遺族団の勝訴が確定しました。
2014年3月の提訴から5年半という長い年月を経ての裁判終了です。

私個人の意見では1審、2審と敗訴したのに、市と県は遺族感情を無視して何故上告をしたのか甚だ疑問です。
津波で失われた74名というたくさんの小さな命は賠償金をもらっても決して戻りません。
市と県にはご遺族の方たちが賠償金欲しさに裁判を争った訳ではないという事を再認識して頂き、二度と学校管理下におけるこのような悲劇が起こらないよう万全な対策を施すよう切に願います。




津波の威力がどれほど凄かったのかが校舎内を見るとよく理解できます。
津波で押し上げられた教室の床、根元から折れた校舎から体育館への空中廊下。
堅登くんが学んだ6年生の教室には堅登くんの名札もありました。



大川小での慰霊を終えて初日最後の訪問先の東松島市の老人ホームいずみの郷へ向かいました。
ホームのみなさんは我々が来るのを心待ちにしていてくれました。
到着後はすぐに総出で寿司丼の盛り付けに取り掛かります。


手際よく盛り付けみなさんに配膳。
さあ、お待ちかねの寿司丼の完成です。


今回もみなさんに美味しい、美味しいと言って頂き我々も作り甲斐がありました。
一番大変な仕込みをすべてやってくれたのは銀座 鮨 きよ本の鮨職人の石田くんですが(笑)


美味しい寿司丼をお腹いっぱい食べて頂き、そろそろお別れの時間です。
みなさんと記念写真を撮り最後にはおばあちゃんがお礼の言葉と我々にお土産をくれました。
毎回ありがとうございます。
みなさんが手を振って我々を見送ってくれました。



出口までお見送りをしてくれたおばあちゃんたち。
みなさん、次回お会いするまでどうぞお元気でいて下さい!


こうして初日の活動は無事に終了しました。



2日目は朝から本降りの雨。
この日は石巻市須江地区の舘ふれあいセンターでミニ縁日を開催しました。
この須江地区は南三陸町を中心に県内から移住された方が多くお住まいで、一般住宅地区ということもあり支援団体の手が届かない地区になってます。
前回8月の第35弾PJに続いての再訪問でみなさんがとても喜んでくれました。


残念ながら雨模様なので今回はふれあいセンター内でのミニ縁日になってしまいました。
手早くミニ縁日の設営、牛丼作りに取り掛かりました。


牛丼も美味しそうに出来上がりました。
今回の牛丼ガールは近隣の保育所、小学校への告知や縁日用品の荷受け等をお願いした、宮城県地方振興事務所コミュニティ支援員の佐々木さんです。



準備が出来ていよいよミニ縁日の始まりです。
前回も遊びに来てくれた子どもたちが多く、この日の開催を楽しみにしていてくれました。
子どもたちの明るい歓声がセンター内に響き渡ります。



雨のため2張りしか出せなかったビニールプールですが、みんな譲り合って仲良く遊んでもらいました。



センター内和室はさながら牛丼屋さんに様変わりです。
みんなに美味しいと言ってもらえてうれしい限りです。
身体の大きな男の子は4杯食べてみるって言ってたけど、食べられたのかな?(笑)



パチンコゲームの大当りもたくさん出て、子どもたちは満面の笑み。
みんな楽しそうでした。




おもちゃの金魚すくいは何個もすくう子どもがたくさんいてびっくりでした。
パチンコゲーム、金魚すくい、牛丼屋さんとセンター内は笑顔が溢れていました。



須江地区の子どもたちの勝利のVサイン。
雨のため屋内開催になりましたが、みんなに楽しく遊んでもらって何よりでした。





最後は終日お手伝い頂いた南三陸町が誇る美人三姉妹の佐々木さん姉妹を囲んで記念写真です。
誰が一番お姉さんかは想像してくれと言うことだったので、あえて触れませんでした(笑)

佐々木さん、今回も荷物の受入、ふれあいセンターでの準備、諸々お手伝い頂きありがとうございました。
またお会い出来ることを楽しみにしています。




こうして9年目最後になる2日間の活動を無事に終了することが出来ました。
今年は東北で36回目、熊本で5回目と後方支援のメンバーをはじめ、多くのみなさんからのあたたかいご支援を頂きました。
いつも本当にあたたかいご支援・ご協力ありがとうございます。

2011年4月の第1弾プロジェクトから顔の見える直接支援、子どもたちを笑顔に!
をスローガンに支援活動を継続してきた渋谷組二輪会。

あの日から9年目を迎えた東北の被災地ですが、各地で復興とは程遠い現状を目の当たりにします。
毎年活動の最後に当ブログでも書いていますが、東北の本当の復興はまだまだ先であるように感じます。

来年は10年目となるこの活動に引き続きあたたかいご支援、ご協力をよろしくお願いします。



【 収 支 報 告 】
収入の部
8月24日~25日に開催した第35弾プロジェクトからの繰越金が103,232円。
今回みなさんからの支援金入金が215,000円。
合計318,232円の収入となりました。
いつもあたたかいご支援を頂きありがとうございます。


支出の部
パチンコゲーム用お菓子袋、268円を100袋、102円を360袋と送料1,240円、使用ポイント▲893円(893p)で90,667円。

牛丼用容器、割り箸、レジ袋購入で18,799円。

パチンコゲーム用景品おもちゃ一式69,192円。

寿司丼、牛丼用食材、きよ本石田氏立替え購入分が94,787円。

支出合計は274,325円となり次回への繰越金は43,907円となりました。
繰越金は来春開催予定の東日本大震災支援活動 第37弾PJで使用させて頂きます。



◆収支報告書



◆支援金受入口座の入出金明細



◆支援品購入の領収書、納品書

お菓子袋


牛丼用容器、割り箸、レジ袋 

 景品用オモチャ


牛丼、寿司丼用食材(石田氏立替え分)




以上、2019年11月23日~24日で活動した渋谷組二輪会 第36弾プロジェクトの活動レポートと収支報告でした。

次回の活動は2020年4月に東北で渋谷組二輪会 第37弾プロジェクトを開催予定です。

来年は10年目を迎える支援活動。
継続支援を続ける渋谷組二輪会の支援活動に、引き続きあたたかいご支援ご協力を頂きます様お願い致します。

渋谷組二輪会

管理人
玉井 一由