はじめに我々の支援活動直前に発災した、熊本県・大分県を震源とする地震により被災されたみなさま、そのご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。
今回で6年目・25回目を迎えた活動は初日に宮城県東松島市矢本運動公園仮設住宅と同市老人ホームいずみの郷で、2日目は宮城県石巻市開成第11団地で活動してきました。
活動レポートの前に今回頂いた支援品の紹介です。
掛け時計とアートスタンドは東松島市の老人ホームいずみの郷の大食堂に飾ってもらうことにしました。
おじいちゃん、おばあちゃんには可愛いねと大変喜んで頂きました。
香川さん、あたたかいご支援ありがとうございました。
毎回高価な生マグロをご支援いただいている築地 樋長さんからは今回も
伊豆下田産のマグロを支援いただきました。今回は老人ホームいずみの郷で寿司丼に使用させてもらいました。
いつもご支援いただきありがとうございます。築地 樋長さんホームページ
http://hicho.co.jp/index2.html
それでは初日の活動レポートです。
4月16日(土)は東松島市矢本運動公園仮設住宅でミニ縁日と牛丼の無料炊き出しを開催しました。
前回のブログでお知らせしたとおり仮設住宅での大規模な活動が最後となるため、2012年から8回訪問してきたこの仮設住宅での活動も最後となります。
すでに市内に完成した復興団地へ移転された方も多く、回を重ねるごとに集まって頂く方たちは減っているものの笑顔いっぱいでミニ縁日の開始です。ポスターで告知をしていた予定数は150食でしたが約200食を作り、仮設のみなさんに美味しく食べて頂きました。
渋谷組二輪会名物のパチンコゲームもいつもながら大盛況。
たくさんの笑顔に出会え、会場内は笑い声があふれていました。
子どもたちもお目当てのオモチャとお菓子袋を当てて満面の笑顔です。
こちらの仮設住宅では毎回、牛丼1食につき100円以上を自治会へ寄付してくださいとお願いしてます。
今回は14,980円の寄付金が集まりました。
残念ながらこの日は自治会長さんが所用でお出かけのため、自治会の方へ寄付金の手渡しです。
最後にお手伝い頂いた自治会のみなさんと恒例の記念撮影。
こちらでの開催は今回で最後となりますが、次回からはみなさんが移転される復興団地で開催する予定です。今回も大変お世話になりました。
みなさんとの再会を楽しみにしてますね。
手早く撤収を済ませ次の活動先の老人ホームいずみの郷へ向かいました。
ホームのみなさんとは昨年11月の第24弾PJ以来久しぶりの再会です。
入居者のみなさんはお魚が大好きなので今回も寿司丼を心待ちにしておられました。
メンバー一丸となって寿司丼を作りみなさんに美味しく食べてもらいました。
今回の寿司丼は伊豆下田産のマグロ漬け・中落ちと穴子、そして朝獲れ白魚の特製寿司丼です。
みなさん美味しい、美味しいと言っておかわりをされるおじいちゃん、おばあちゃんもたくさんいらっしゃいました。
みなさん綺麗に完食です。
喜んでもらえると作りがいがありますね。
みなさんにお腹いっぱい寿司丼を食べてもらい、いずみの郷での活動も無事に終了。
最後にホームのみなさんと一緒に記念撮影です。帰りは玄関までお見送りまでしていただきホームを後にしました。
いずみの郷のみなさん、またお邪魔しますので楽しみに待っててくださいね。
2日目、4月17日(日)は石巻市開成第11団地で活動をしました。
この日は朝から生憎の天気で集会所に到着した10時前頃からは雨風が強まり春の嵐。
集会所前でミニ縁日と振る舞い牛丼の炊き出しを行う予定でしたが、悪天候のため両方とも集会所の中で開催しました。
こちらでも仮設住宅自治会のみなさんと一緒に牛丼作りです。
広くない集会所の中での大量の玉ねぎ切りに、目をしばしばさせながら悪戦苦闘しながらも楽しく牛丼作りが出来ました。傘が飛ばされるほどの春の嵐でしたが開始時間の11時30分にはたくさんの方たちが集まり、ミニ縁日のスタートです。
パチンコゲームと同じくいつも人気のオモチャの金魚すくいは、自治会の方の機転でブルーシートを敷き屋内で開催。
たくさんのオモチャをすくって子どもたちも大喜びでした。
牛丼も美味しく出来上がりみなさんに振る舞いました。
こちらも限定150食と告知していましたが200食近くを作り、多くのみなさんに美味しく食べて頂きました。
いつも大好評のパチンコゲームでは開始早々から大当たりが連発。
集会所の中に子どもたちも笑い声がたくさん。
みんな笑顔になりました。
子どもたちに思う存分遊んでもらい笑顔がいっぱいです。
大量に作った牛丼も終了時間前にすべてなくなりミニ縁日の終了です。
そして自治会のみなさんとの記念撮影です。みなさん、今回もお手伝いとご協力ありがとうございました。
こうして無事に2日間の活動を終了し、帰路に着く前に旧大川小学校で献花と焼香です。
大震災から丸5年となった先月3月11日に、私が会を代表して献花と焼香に来た際は慰霊に来られるたくさんの方がいましたが、この日は悪天候もあってか人影もまばらで少し寂しい気もしました。
この日は今までお会いしたことがなかった大川小児童のお父さんとも、偶然初お会い出来いろいろなお話しを聞くことが出来ました。
こちらのお父さんのお子さんは、息子さんとお嬢さんが当時大川小に通学、息子さんは津波に飲まれながらも奇跡的に助かりましたが、お嬢さんは残念ながら津波の犠牲になりました。
奥さんも津波で亡くしたそうです。
私自身もここ大川小には20回以上行きましたが何度訪れても、地震発生から津波到達までの小一時間の間に何故他所へ避難が出来なかったのだろうか?、何故子どもたちが山へ逃げようと言っていたのに校庭に留まり津波に遭ってしまったのだろうか?と多くの疑問が残ります。
大切な娘さんを亡くされたお父さんの怒りと深い悲しみはいかばかりでしょうか。
ご存知の方も多いと思いますが昨年の春に大川小の児童の遺族の方たちが石巻市と宮城県を提訴して係争中です。
我々も何度も大川小のご遺族からお話しを聴いていますが、学校の当日の対応や事後対応の悪さに怒りが込み上げてくるばかりです。
当ブログでは何度も書いている、丸5年が過ぎた今でも行方不明のままの当時、大川小4年生だった巴那(はな)ちゃん。
お兄ちゃんの当時6年生の堅登(けんと)くんも津波の犠牲になりました。
大川小学校では未だ4名の児童が行方不明です。
学校管理下での前例のない未曽有の被害。
石巻市と宮城県にはご遺族しの方たちと真摯に向き合い対応してもらうことを強く望みます。
こうして2日間の活動を無事に終了しました。
長かった仮設住宅暮らしからようやく復興団地・住宅へ移転できる方たちが増え仮設住宅での大規模な活動は今回限りでひとまず終了となります。
次回の活動からはみなさん方が移転された、完成したばかりの復興団地を中心にコミュニティ作りの一助となるべく活動をしてまいります。
渋谷組二輪会支援活動当初よりの活動趣旨である『我が子の笑顔を見れば親も笑顔に。 親の笑顔を見れば子どもはもっと笑顔に』を掲げてこれからも活動を継続していきたいと思いまので、今後とも変わらぬご支援をどうぞよろしくお願いします。
最後に今回初参加の女性メンバーからの簡単なレポートで活動レポートを締めくくりたいと思います。
★簡単ではございますが、この二日間の感じたことを述べさせていただきます。
今回、初めて支援活動に参加させていただき、改めてまだまだしていかなくてはならない事が多くあると痛感致しました。
そして、どの場所でも女性の強さを感じました。
あの強さはどこからくるのかな。
わたしなら、笑っていてもどこか影を見せてしまいそう。
被災から時間が経った今だからこそ、メディアに踊らされることなく自分の目で見て、肌で感じて伝えていかないといけない多くのことがまだまだあると感じました。
微力すぎますが、これからも支援させてください。
■収支報告
収入の部
前回第24弾PJからの繰越金が12,052円、受取預金利息が2円、支援金が220,000円となり合計232,054円の収入となりました。
今回もあたたかいご支援ありがとうございました。
前回第24弾PJからの繰越金が12,052円、受取預金利息が2円、支援金が220,000円となり合計232,054円の収入となりました。
今回もあたたかいご支援ありがとうございました。
支出の部
牛丼用容器・割り箸に10,221円、パチンコゲーム景品用オモチャとオモチャ金魚すくい一式を2店舗から購入し、計39,742円、振込手数料が計432円。
パチンコゲーム景品用お菓子袋、326円を50袋、112円を100袋と送料560円で計27,715円。
パチンコゲーム景品用お菓子袋、326円を50袋、112円を100袋と送料560円で計27,715円。
牛丼、寿司丼用食材を67,234円、2ヶ所の仮設住宅分のお茶500mlケース24本入を16ケース購入で23,584円。
合計支出は169,472円で次回への繰越金は62,582円となりました。
繰越金は次回プロジェクトで使用させて頂きます。
◆収支報告書
◆支援金受入口座の入出金明細
◆牛丼、寿司丼用食材領収書
米と送料
◆お茶500ml24入を16ケース分の注文書
◆パチンコゲーム景品用お菓子袋
◆パチンコゲーム景品用オモチャ
◆牛丼、寿司丼用容器と割り箸
以上、2016年4月16日~17日に開催した第25弾プロジェクトの活動レポートと収支報告でした。
次回の活動は7月16日~17日に福島県いわき市と宮城県東松島市の復興団地で開催予定です。
次回の活動は7月16日~17日に福島県いわき市と宮城県東松島市の復興団地で開催予定です。
今後もあたたかいご支援をよろしくお願い致します。
なお、4月14日に発災した熊本県と大分県を震源とする地震で多くの方たちが被災されたのは周知のとおりです。
このレポートを書いている4月21日現在でも、熊本・大分両県で9万人以上の方たちが避難生活を余儀なくされていると報道しています。
現時点で日程は未確定ですが準備が整い次第、我々渋谷組二輪会としても現地の子どもたちに笑顔を届けるべく活動をしたいと思っています。
熊本地震の支援活動内容は詳細が決まりましたら改めて当ブログにてご案内しますので、どうぞ東北と変わらぬあたたかいご支援をよろしくお願いします。
渋谷組二輪会
管理人
玉井一由
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