今日、この日に想うこと。
あの日から10年経ちました。
2011年3月11日、東北地方を中心に巨大地震が襲い甚大な被害が出ました。
あの日、家族を、大切な人を、自宅を、職場を失くした方たち。
この日の想いは人それぞれ。
みなさんも今日この日をさまざまな想いで迎えていることと思います。
今日は区切りでも終わりでもなく、これからもあの日を忘れず、さまざまな想いを抱く方たちにこれからも寄り添って行けたらと思います。
2011年4月にバイク仲間たちで立ち上げた支援活動グループの渋谷組二輪会では、年に4回ほど宮城や福島の子どもたちを対象にミニ縁日を開催してきました。
しかし昨年来の新型コロナウイルスによる感染症拡大防止のため、現在は活動休止を余儀なくされています。
世界中を襲っているこの災厄が一日も早く収束することを祈り、我々の活動も再開出来るようになり、また東北の子どもたちやご家族方のたくさんの笑顔が見られるようになることを願っています。
最後に私自身が強く想いを抱くこと。
全校児童108名中、74名もの児童が津波の犠牲となった宮城県石巻市立大川小学校。
未だに4名の子どもたちが行方不明のままです。
当時大川小学校4年生だった鈴木巴那(はな)ちゃんは行方不明児童のひとり。
お兄ちゃんの堅登(けんと)くん、当時6年生も津波の犠牲になりました。
巴那ちゃんのお母さんから聞いた話しでは、震災後に霊能者から娘さんは暫くは見つからないが、10年経ったら見つかると言われたそうです。
そして今日、その10年が経ちます。
旧大川小学校は震災遺構としての保存が決まり補強工事等が進んでいますが、その工事の合間を縫って4名の行方不明児童の捜索は続けられていると聞いています。
大川小学校の行方不明児童全員が一日も早く帰って来てくれることを、そして巴那ちゃんが一日も早くご両親の元へ戻って来てくれることを強く想います。
渋谷組二輪会
管理人
玉井一由
『ひまわりのおか』という絵本は大川小学校で子どもを亡くしたお母さんたちからお話を聞いて絵本作家の方が絵本にしました。
大川小の子どもたちのお話しが書かれています。
もちろん堅登くん、巴那ちゃん兄妹のお話も。
絵本 ひまわりのおか 紹介サイト
https://www.ehonnavi.net/sp/sp_ehon00.asp?no=86912&spf=1
※大川小学校校舎内の写真はご遺族の許可を得て、ご遺族方と一緒に入っています。
校舎内は所々危険箇所もあり立入禁止となっています。
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