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2016/05/10

渋谷組二輪会 熊本地震プロジェクト活動レポートと収支報告(2016年5月7日~8日)

いつも渋谷組二輪会の支援活動にあたたかいご支援をいただきありがとうございます。

改めて熊本県・大分県を震源とする地震により被災されたみなさま、そのご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。

先月16日~17日に開催した東日本大震災支援活動 第25弾プロジエクトの開催後に急遽、熊本地震支援活動を決定し決行した今回のプロジェクトですが、ゴールデンウィークを挟んだ短期間にもかかわらず、たくさんのみなさんからのあたたかいご支援を頂き2日間の活動を予定通り終了することが出来ました。

改めてご支援・ご協力をいただいた多くのみなさんに御礼申し上げます。
ありがとうございました。

活動レポートの前に今回活動したプロジェクトの概要を簡単に説明します。

第25弾プロジェクト開催直前の4月14日に発生した熊本地震ですが、第25弾PJ活動終了後に急遽フェイスブックと渋谷組二輪会支援活動のメンバーに熊本での支援活動の提案をしたところ、多くのみなさんからの賛同を頂き開催しました。

我々渋谷組二輪会は5年前の東日本大震災の支援活動当初から子どもたちを主な支援対象とし、お互いの顔の見える直接支援を主とした活動を現在まで継続して来たことをふまえ、長期化している避難所生活でストレスが溜まっているであろう子どもたちにニンテンドー3DSとゲームソフト、ポータブルDVDプレーヤーとDVDソフトを、避難所各所に配布する活動に決定しました。
東日本大震災とは異なり津波の被害がなく、報道では倒壊した家屋へ日用品などを取りに行き避難生活をしているご家族も多いように見受けられたため、ゲーム機の数量を少なめにして配布しました。

配布するゲーム機とDVDプレーヤーには毎回イベント開催告知用ポスターを作製してくれている、渋谷組二輪会メンバーの溝部雅一さんが作ってくれた渋谷組二輪会オリジナルステッカーを貼りました。




訪問先については私個人が十数年前から通っていて、渋谷組二輪会の今年の新年会でもお世話になった東京・南青山のお寿司屋さん、熊本県出身で『寿司屋のくま川』の大将の河野さんのご協力で、熊本市内の中学校の校長先生をされているご友人、東町中学校の香山校長先生を紹介してもらい、熊本市内、西原村の子どもたちに直接支援品を手渡すことにしました。


それでは2日間の活動レポートです。
初日5月7日(土)はまず熊本県西原村の山西小学校に訪問しました。






我々が訪問したのは発災後閉鎖していた熊本の小中学校の大半が5月10日からの学校再開に向け、校内避難所の閉鎖、縮小を決めた後でしたので、ゲーム機とポータブルDVDプレーヤーは山西小学校の工藤校長先生とも協議して小学校内で近隣の子どもたちに使ってもらうことにしました。

山西小学校へは
ニンテンドー3DSを3台とゲームソフト6本、ポータブルDVDプレーヤーを5台とDVDソフトを10本寄贈してきました。

子どもたちにゲームソフトとDVDソフトを選んでもらいみんなと記念撮影です。







子どもたちとの再開を約束して2ヵ所目へ移動です。
2ヵ所目は西原村の河原小学校の体育館避難所へ訪問しました。






こちらの避難所では幼児・児童が30名ほど非難しているという事で、
ニンテンドー3DSを3台とゲームソフト6本、ポータブルDVDプレーヤーを6台とDVDソフト12本をボランティア本部へ支援品として置いてきました。
受け取りは本部を代表して熊本県庁の女性。そして記念撮影です。



河原小学校を後にして次の訪問予定の大津町へ向かいましたが、既に避難所は閉鎖・縮小で訪問先を変更し南阿蘇村立野地区の方たちが非難している、南阿蘇村に隣接する大津町の本田技研工業熊本製作所へ向かいました。




こちらでは子どもたちが約15名非難しているという事でニンテンドー3DSを2台とゲームソフト4本、ポータブルDVDプレーヤーを4台とDVDソフト8本を南阿蘇村役場職員の田上さんにお渡ししてきました。


初日は以上3ヶ所を訪問して無事に活動終了です。

初日に訪問した西原村、南阿蘇村立野地区に訪れたのは初めてでしたが、移動途中で見た倒壊した家屋の多さに、この地震の被害の大きさを改めて思い知らされました。

写真は西原村での撮影です。







2日目、5月8日(日)はまず西原村のにしはら保育園に訪問。
園の駐車場には赤十字の救護所が開設されていました。




保育園の再開は早くからされていたそうで、日曜日のため園児たちは不在でしたが園長先生にポータブルDVDプレーヤーを2台とDVDソフト4本をお渡しして、園内のテレビ鑑賞時間に役立ててもらうことにしました。
園長先生との記念撮影です。



2ヵ所目は西原村の西原中学校へ訪問しました。





こちらでも5月10日からの学校再開に向け体育館内避難所は閉鎖されるため、学校内のコンピュータールームに開設された映画鑑賞室にポータブルDVDプレーヤーを5台とDVDソフト10本を寄贈し田尻校長先生にお渡ししました。
近隣の子どもたちにも告知して役立てていただけるそうです。






西原中学校への寄贈を終えて最後に向かったのは熊本市東区にある東町中学校と健軍東小学校です。

今回の活動では東町中学校の香山校長先生が学校再開に向けての準備で大変多忙な中、各学校への連絡を取ってくださりご協力いただきました。
東町中学校も多大な被害が出ていて体育館は現在閉鎖中とのこと。




先週までは隣接する健軍東小学校と共同の校庭に750台もの非難車両と最大1,300名もの避難者がいらしたそうで、避難所の運営に疲労困憊されていました。

お話しを伺い子どもたちの多くいる健軍東小学校へ向かいました。
小学校には東町中学校の生徒もプレイルームに遊びに来ているため、小中2校共用で支援品をお渡しさせてもらいました。



我々が訪問すると健軍東小学校の校舎前には子どもたちがたくさん待っていてくれて驚きましたが、我々の今回の活動趣旨と今までの東北での活動内容を子どもたちの前でお話させてもらいました。
今回持参した支援品はたくさんの仲間が支援金を出し合って買ってきたものですよ、だからみんなで仲良く使ってくださいとお願いしたところ、元気良く『ハイ!』と返事が返ってきました。




説明後は3点ほどDVDソフトの景品があったので子どもたちの要望もあり教頭先生の掛け声でジャンケン大会をしてみんなで楽しみました。




ジャンケン大会のあとは全学年を2班に分けて教室に移動し、お待ちかねのDVD鑑賞会とゲーム大会の開催です。
こちらには
ニンテンドー3DSを7台とゲームソフト14本、ポータブルDVDプレーヤーを8台とDVDソフト16本を寄贈しましたが、支援活動の繰越金が7万円弱あり子どもたちもの人数も多かったので、急遽市内でポータブルDVDプレーヤーを4台とDVDソフトを4本追加購入して教頭先生にお渡ししました。
ゲーム機とDVDプレーヤーは学校再開後も鑑賞会やプレイタイムの時間に活用して頂く事になりました。





子どもたちも学校の閉鎖が長期になりストレスが溜まっていたそうで、我々の訪問で閉鎖以来久しぶりにみんなと会えてとても喜んでいるとの声を、何人ものお母さんたちからお聞きしました。
この声を聞けただけでやはり熊本に来て良かったと感じました。

2つの教室では高学年の男の子たちに機器の準備をお願いして、低学年の児童から順番に仲良く遊び始めました。







元気の良い6年生の女の子たちと記念撮影です。





こうして県内6ヶ所の小中学校と保育園を訪問して無事に活動を終了することが出来ました。
今回もあたたかいご支援を頂いたみなさんに本当に感謝です!


そして我々の活動に多忙の中ご尽力頂いた熊本市立東町中学校の香山校長先生と、ご縁を繋いで頂いた寿司屋のくま川、大将の河野さん。
ご支援、ご協力ありがとうございました。
次の機会もどうぞよろしくお願いします。

今回訪問した西原村や南阿蘇村、そして熊本市東区は全壊や全半壊の家屋も多く見受けられ甚大な被害が出ていました。
仮設住宅の建設も始まっており早ければ6月中旬ごろの完成と聞いてます。

出会えた子どもたちには我々が東北で5年前からミニ縁日を開催していることを伝え、今度会う時は楽しく遊ぼうねと言い残してきました。
東京から車で1,200km弱の熊本と400km以内の宮城県や福島県に訪問するのとは同じにはいきませんが、近いうちに1度は熊本の子どもたちに我々のミニ縁日を楽しんでもらいたいと強く思います。
熊本でのミニ縁日の開催が実現出来るよう渋谷組メンバーとも調整しますので、その際は東北同様あたたかいご支援とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。


■収支報告


収入の部
4月16日~17日に開催した第25弾PJからの繰越金が62,582円、今回のみなさんからの支援金入金が670,000円、合計732,582円の収入となりました。

たくさんのあたたかいご支援ありがとうございました。

支出の部
今回はインターネットのamazonにて支援品を購入しました。
購入品はニンテンドー3DSを15台、DSソフトを30本、ポータブルDVDプレーヤーを30台、DVDソフトを60本。
購入金額は662,657円。

5月8日に熊本市内の電気店でポータブルDVDプレーヤーを4台、DVDソフトを4本追加購入して50,066円の支出。


支援品の購入総合計金額は712,723円となり繰越金は19,859円となりました。

繰越金は次回プロジェクトで使用させて頂きます。


◆収支報告書


◆支援金受入口座の入出金明細と追加購入支援品の領収書



◆支援品購入の領収書














以上、2016年5月7日~8日に活動した熊本地震支援活動の活動レポートと収支報告でした。



次回渋谷組二輪会支援活動は7月16日~17日に福島県いわき市と宮城県東松島市の復興団地で開催予定ですが、活動レポートでご報告の通り熊本での活動に変更する可能性もあります。
次回活動内容は活動場所と日時が確定次第改めて当ブログにてご案内します。

今後も渋谷組二輪会の支援活動にご支援・ご協力をよろしくお願いします。


渋谷組二輪会
管理人
玉井一由