Shibuya-Family 渋谷組二輪会: 渋谷組二輪会第27弾プロジェクト活動レポートと収支報告(2016年11月19日～20日)

いつも渋谷組二輪会の支援活動にあたたかいご支援を頂きありがとうございます。

2016年最後の活動となる今回は、福島県いわき市と宮城県東松島市でミニ縁日を開催しました。

2ヶ所の復興団地と老人ホームを訪問し、たくさんの子どもたちの笑顔と出会うことが出来ました。

まずは頂いた支援品です。

2011年10月以来ほぼ毎回のように手作りの支援品を頂いている、チームDEARS 藤村せりかさん方からはクリスマスバージョンの髪飾りとエコたわし他を頂きました。

ひとつひとつに手書きのメッセージ付きです。
いつも心のこもった手作りの支援品をありがとうございます。

チームDEARS 管理人　藤村せりかさんのブログ

http://ameblo.jp/ychachamaruf/　

チームDEARS三重県支部　湖貴さんのブログ
http://ameblo.jp/uki-syh/

それでは2日間の活動レポートです。

初日11月19日(土)は朝から終日の雨。
福島県いわき市の復興団地『豊間団地』でミニ縁日を開催しました。

残念ながらこの日は一日中雨模様だったため団地の集会所内での開催となりました。

東京を出発前にトラブルがあり、予定開始時間の30分遅れでミニ縁日のスタートです。

集会所内で子どもたちの歓声が響き渡ります。
開始早々、大当たりも連発。
子どもたちの笑顔がたくさんでした。

炊き出しの牛丼の方は開始時間が遅れたこともあり、自治会の方たちと参加メンバーが大急ぎで仕込みます。

そして、あっという間に220食ほど作り、みなさんに食べてもらいました。

集会所内での開催のため、いつも人気のオモチャの金魚すくいは出来ませんでしたが、その分パチンコゲームをたくさんやってもらい喜んでもらいました。

いつもながら楽しい時間はあっという間に過ぎます。

予定通りミニ縁日を終了し恒例の記念撮影です。

今回も豊間団地自治会のみなさんに牛丼炊き出しのお手伝いを頂き、盛況のうちに活動を終了することが出来ました。
豊間団地自治会のみなさん、ありがとうございました。

手早く撤収作業をして、この日2ヶ所目の訪問先の東松島市老人ホーム『いずみの郷』へ向かいました。

東松島市には予定通り17時に到着。
早速、いずみの郷のみなさんに食べてもらう、銀座鮨きよ本特製の寿司丼を盛付けます。

寿司丼に使う本鮪は今回も築地樋長さんからのご支援です。
いつもあたたかいご支援ありがとうございます。

築地樋長さんのホームページ
http://hicho.co.jp/index2.html

さあ、みなさんお待ちかねの鮪漬け・穴子・いくら三食寿司丼の完成です。
美味しい、美味しいと言っていただきながら笑顔で特製寿司丼を食べてもらいました。
おかわりされる方もいて、作り甲斐がありました。

美味しく楽しい食事をとって頂き、みなさんとお別れの時間です。
いずみの郷のみなさんには最後まで手を振って見送ってもらいました。
また来年お会いするまでどうぞお元気でいて下さい。

こうして初日の活動を無事に終了しました。

2日目は献花・焼香のため、朝一番に旧大川小学校へ向かい慰霊碑に手を合わせました。
この日は2台のマイクロバスで震災地巡りでしょうか、多くの方が訪れていました。

このブログでは何度も書いていますが、やはり何回訪れても胸が締め付けられる思いです。

74名(行方不明4名)もの幼い命がここで失われました。

そして当時小学4年生だった鈴木巴那(はな)ちゃんは、5年8ヶ月が経った今でも行方不明のままです。

先月末には大川小津波訴訟の判決が出て遺族側の勝訴となりましたが、遺族の方たちの心に平安は訪れません。
ご遺族は事故の真相をただ知りたいだけ。
裁判などしたくはなかったから検証委員会が真相を明らかにしてくれることを待っていたが納得のいく結論は出ず、やむを得ず石巻市と宮城県を提訴。
そして遺族側勝訴となり、石巻市と宮城県は判決を不服として判決の3日後に控訴を決定。

ご遺族方の闘いの日々は続くことになりました。

我々には何もしてあげることは出来ませんが、これからもご遺族の方たちに寄り添い続けたいと思います。

大川小学校をあとにして2日目の活動先の東松島市あおい住宅へ向かいました。
ここにお住いのみなさんは5年以上もの仮設住宅暮らしをようやく終えて、今年の春に移転出来た方々がほとんどです。

手早く開始準備をして予定通り12時からのミニ縁日のスタートです。

早速、パチンコゲームやオモチャの金魚すくいに夢中になる子どもたち。

この日は天気も回復し絶好のミニ縁日日和となりました。

牛丼もあおい住宅地区会の方たちが総出でお手伝いを。

美味しく出来上がりました。

そして、あっという間に200食強が無くなってしまいました。

集会所前の広場ではパチンコゲームと金魚すくいが大盛況。

大当たりが出て笑顔の連発です。

最後は牛丼の寄付金で集まった15,510円を地区会役員さんにお渡しして、あおい住宅での活動も無事に終了です。
集会所で我々も牛丼のお昼ご飯を頂きました。
実は初めて食べた炊き出し牛丼。

美味しくてビックリでした(笑)

最後はこの日お手伝い頂いたあおい住宅地区会のみなさんと記念撮影。

今回も大変お世話になりました。

ありがとうございました。

撤収作業を終え最後に寄ったのが大川小の行方不明児童、鈴木巴那ちゃんのお墓。

当時小学6年だった、お兄ちゃんの堅登(けんと)くんもここに眠っています。

メンバー全員でお線香をあげ、手を合わせてきました。

こうして2日間の日程を無事に終了することが出来ました。

今回も多くのみなさんからあたたかいご支援をいただきました。
ありがとうございました。

3.11から6年目を迎えた今年は、長い仮設住宅暮らしから復興団地へ移転することが出来た被災地の方たちがたくさんいました。

しかし地域によっては復興団地への移転がまだまだ先の仮設住宅も多く、復興への道のりの遠さを切実に感じる一年でもありました。

また、4月に発災した熊本地震での支援活動も、5月(活動レポート http://shibuya-family.blogspot.jp/2016/05/2016578.html)と7月(活動レポート http://shibuya-family.blogspot.jp/2016/07/2pj-201671617.html)の２回に渡り活動することが出来て、熊本の元気な子どもたちとも出会えた年になりました。

2011年4月の第1弾プロジェクトから顔の見える直接支援、子どもたちを笑顔に！
をスローガンに支援活動を継続してきた渋谷組二輪会。

2016年の活動は今回で終了となりますが、来たる2017年もみなさんのあたたかいご支援・ご協力をどうぞよろしくお願いします。

■収支報告

収入の部
8月20日～21日に開催した第26弾プロジェクトからの繰越金が37,607円。
今回みなさんからの支援金入金が220,000円。

合計257,607円の収入となりました。

いつもあたたかいご支援を頂きありがとうございます。

支出の部
パチンコゲーム用お菓子袋、326円を90袋、102円を170袋と送料1,120円、ポイント使用▲516円で47,284円。
牛丼・寿司丼用容器、割り箸で12,686円。
パチンコゲーム用景品おもちゃ一式を2ヶ所から購入して32,108円と24,338円。
牛丼・寿司丼用の食材と米が82,863円。

2ヶ所の復興団地用のお茶500mlケース24入を15ケース購入して9,900円と18,550円。
支出合計は229,241円で次回への繰越金は28,366円となりました。
繰越金は次回来春に開催する第28弾で使用させて頂きます。

◆収支報告書